フィロカリア全巻:第1巻 内的な目覚め・慎しみの修行をする人々:第3章 ローマの聖カッシアノス (2026/10/11 03:07)
フィロカリア:全巻,1巻,2巻,3巻,4巻,5巻
服の華美で虚栄心を騙せなかった者には、質素な服装で誘惑し、名誉で戦えなかった者には、恥を耐えていると思い込ませる。
そして言葉の知識で虚栄心を克服できなかった者には、沈黙によって「静かな者として虚栄心を持て」と誘惑する。
食物の贅沢で油断させられなかった者には、断食によって人からの称賛を求めさせる。
一般に、あらゆる行い、あらゆる忙しさがこの悪霊の好機となる。
さらに、この悪霊は聖職の地位を求める欲望も植えつける。
私がスケティ(修道小屋)にいたときのことである。
ある長老が兄弟の小屋を訪ね、扉に近づくと、中から話す声が聞こえた。
長老は聖書を学んでいるのだと思い、耳を傾けた。
すると兄弟が虚栄心に狂い、自分自身を助祭に按手し、教理問答を解散しているのがわかった。
長老は扉を押し開けて入った。
兄弟は長老を迎え、いつものように礼拝し、長老に「長い間、扉の前に立っていたのか」と尋ねた。
長老は穏やかに言った。
「ちょうどあなたが教理問答を解散していたときに来たのだよ」。
それを聞いた兄弟は長老の足元にひれ伏し、この惑わしから解放されるよう祈るよう懇願した。
この話は、この悪霊が人をどれほど心臓の奥底(霊(たましひ))を麻痺させるかを示すために思い出したものである。
ゆえに完全に戦い、正義の冠で栄冠を得ようとする者は、この多様な獣を必ず打ち破ることに努めなければならない。
常にダビデの言葉を心臓の奥底(霊(たましひ))に留めておくべきである。
「主は人に媚びる者の骨を散らされた」(詩編52:6)。
人の称賛を求めて何事もしてはならず、報いはただ神からのみ求めるべきである。
常に心臓の中に来て称賛する思いを捨て、自らを神の御前に卑しめるならば、神の助けによって虚栄心の霊から解放されることができるであろう。
©Christian Joshua;クリスチャン・ヨシュア
始まりのための終わりの時代だからこそ、
読書と祈りで、
自分自身と神との関係を見つめ直してみませんか。
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神は愛と祈りと伴にあなたにあり。
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人の称賛を求めて何事もしてはならず、報いはただ神からのみ求めるべきである。
常に心臓の中に来て称賛する思いを捨て、自らを神の御前に卑しめるならば、神の助けによって虚栄心の霊から解放されることができるであろう。
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